2012/08/05

Ubuntu&Fedoraをマルチブートにして新規インストールしちゃおう


大学が夏休みに入って、さあ開発だ!と張り切っているMasanoriですw

大学の都合で、Ubuntu 10.10の環境のままになっていたPCがあるのですが、
これをそろそろ、アップグレードでなく新しくフルインストールしてしまって
新しいLinuxに入れ替えたいな...ということで、やってみることとしました。

この記事も例によって自分用メモです。
順をおって、ただしい知識を得たい方には特に申し訳ありません・・・
ページ下部の参考ページをあたってください。すみません。

また...<結論から言うと、今回インストールしたのはFedoraだけです>

現状のパーティション構成はこんな感じです:
  • /dev/sda (500GB)
    • [基本]NTFS (13GB) - Recovery
    • [基本]NTFS (315MB) - System
    • [基本]NTFS (210GB) - Windows7 システムパーティション
      • マウント: /win
    • [拡張] (60GB)
      • [拡張]ext4 (50GB) - Ubuntu ルートパーティション
        • マウント: /
      • [拡張]swap (10GB) - Ubuntu スワップパーティション
    • 未割当 (217GB)
もともと、Windows7とUbuntuのデュアルブートになっています。
ブートローダはGRUBで、1段階ブートです。

新しい構成としては次のような感じにします:
  • /dev/sda (500GB)
    • [基本]NTFS (13GB)  - Recovery
    • [基本]NTFS (315MB)  - System
    • [基本]NTFS (210GB)  - Windows7 システムパーティション
    • [拡張] (256GB)
      • [拡張]ext4 (50GB) - Ubuntu(旧) ルートパーティション
      • [拡張]swap (16GB) - スワップパーティション
      • [拡張]ext4 (20GB) - Ubuntu ルートパーティション
      • [拡張]ext4 (70GB) - Ubuntu /homeパーティション
      • [拡張]ext4 (20GB) - Fedora ルートパーティション
      • [拡張]ext4 (70GB) - Fedora /homeパーティション
      • 未割当 (15GB)
今回は、PBRのブートローダにMBRを使い、2段階ブートとし、
Windows、UbuntuとFedora、旧Ubuntuを選択できるようにしたいと思います。

まずは、念の為にバックアップ。何でも構いません。

私は...mondo rescueを使って...と思っていましたが、バージョンの互換性の問題のために色々とエラーが発生したので、
試行錯誤をしてみてもよかったのですが、面倒くさかったですし(おい)
今回は、Fedora 17のLiveCDでブートし、標準のディスク管理機能でイメージバックアップを取りました。

次に、パーティション構成を変更しておきます。

LiveCD上で、GPartedを用いてパーティション構成も変更します。
後からOSをインストールする際にパーティションを作成するのではなく、
あらかじめ、パーティションをリサイズし切り分けておくことにしました。
(切り分ける構成は、先述のとおりです。GPartedの使い方については、ググってくださいw)

ここで、スワップもLinuxで共通にしておきたいと思います。

既に、Ubuntuのためのスワップパーティションがあるので、これを使います。
メインメモリの容量が8GBですから、スワップの容量も余裕をもって、16GBに変更しました。
 (スワップ容量についてはここ参照)




次に、1段階から2段階ブートにするために ブートローダをMBMに変更します。
詳しい手順は、http://d.hatena.ne.jp/den8/20100605/1275709966 などを
参考に勉強させていただきましょう。先にじっくり読んでおくことを推奨します


まずは、"MBMをインストールするためのUSBメモリ"を作ります。
適当なUSBメモリ(容量は28MBより大きければ良い)を用意してください。

MBMインストールの機能が含まれた
Minimum Ubuntuという超軽量なレスキュー用Ubuntu環境を利用することにします。
バイナリが用意されているので、使わせていただきましょう。
http://winmac.blog33.fc2.com/blog-entry-119.html

ということなので、そのバイナリをダウンロード。
usb-minimumubuntu-include(dmraid)-0.9.013(100620)-10.04.img
28MBのファイルです。素晴らしい。

次に、mount -l でUSBメモリのデバイス名を調べます。


さらに、DDコマンドで、そのデバイス名を指定してイメージを焼きます。
$ dd if="usb-minimumubuntu-include(dmraid)-0.9.013(100620)-10.04.img" of=/dev/sdb

これでMBMをインストールするためのUSBメモリが作成できました。
おかげさまで...簡単ですね。ありがたいです(´;ω;`)

次に、現在のUbuntu環境のGRUBのエントリポイントを変更しておきます。(その際、”Ubuntu環境でルートにマウントされているパーティション”を指定します。)

$ sudo grub-setup  -f  /dev/sda5 
grub-setup: warn: Attempting to install GRUB to a partition instead of the MBR.  This is a BAD idea..
grub-setup: warn: Embedding is not possible.  GRUB can only be installed in this setup by using blocklists.  However, blocklists are UNRELIABLE and their use is discouraged..
warningが出ますが、気にしない。

さらに本来であれば、Debconfデータベースの更新をしておかなければいけないのですが
今回、現在のUbuntu環境はもはや残しておくだけでアップデートもしないので、
私はとりあえず飛ばしておきます。(皆さんは、ちゃんとやってくださいw(汗;)
http://wikiwiki.jp/disklessfun/?grub2_and_grub1#x3f37a52)


あとは、PCを再起動してUSBメモリからブートします。
ブートしたらコンソールが表示されますので、MBMのインストールを実行します。
(その際、インストール先となるHDDのデバイスを指定します。)

$ sudo install-mbm /dev/sdb

MBMのインストールが終わり...次はFedoraのインストールです。

正しく2段階ブートにするために、
インストールの際、パーティション設定は手動設定にして

  • ルートパーティションの指定
  • /homeパーティションの指定
  • swapパーティションの指定
  • ブートローダーのインストール先の指定
    (同じルートパーティションを指定。)
を行っておきます。

以上で、2段階ブートでのインストールは終了です♪




Fedoraのインストールが終わったら・・・

とりあえず、日本語設定にしておきます。
その後、一旦ログアウト&ログインして、
Firefoxを起動して、ちょろめをインストールしてww

visudoコマンドでsudoersを設定しておきます。
$ su
# visudo
root    ALL=(ALL)       ALL
hoge        ALL=(ALL)       ALL

みたいな感じで。(※リスクは理解した上で行ってください)

さらに、このPCはLet's noteなのですが
Let's noteのあのトラックパッドの回転スクロールを有効にするために...
gsynapticsをyumでインストールしておきます。
$ sudo yum install gsynaptics
Fedora17標準でも回転スクロールはサポートしていますが、
これを導入して有効にしたほうがさらに快適なスクロールができます。



さらにSDカードスロットのドライバも入れておきます。
lspciした結果によると・・・

$ lspci
~~~
14:00.1 SD Host controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. Device 5209 (rev 01)


ということでPCIE RTS5209 card reader driver for Linuxをダウンロード。
http://www.realtek.com.tw/downloads/downloadsView.aspx?Langid=4&PNid=15&PFid=25&Level=4&Conn=3&DownTypeID=3&GetDown=false#2

アーカイブファイルを展開してmakeしインストール。
$ tar vxf rts_pstor.tar.bz2
$ cd rts_pstor/
$ make
$ sudo make install
$ sudo depmod
さらに再起動をさせればSDカードを認識できるようになります。

次にIMEですが、私はMozcを使っているので
これは"ソフトウェアの追加と削除"から入れておきます。

次に開発環境。とりあえずAptanaを入れておきます。
http://www.aptana.com/products/studio3/download

Aptanaはパッケージになっていないため、自動的にアプリケーション一覧には登録されません。
ですから手動でショートカットをアプリケーション一覧に登録します。
まず、デフォルトでメニューエディタがインストールされていないようなので、
"ソフトウェアの追加と削除"で"alacarte"をインストール。
"メインメニュー"という項目がアプリケーション一覧に表示されるので、
そこでAptanaを自分で追加します。
あとは一旦ログアウトしてログインしなおすと、反映されます。

DartEditorとか、ベースとなっているEclipseも同様に。

最後に...Gnomeをカスタマイズしておきましょうw
今時は、https://extensions.gnome.org/ でExtentionをどんどん試せるんですね。
Web上で設定ができて面白いですね。実際にいくつか試して入れてみました。

ということで少し長くなりましたが・・・


これで以上です♪
(おっと!新しいUbuntuをまだインストールしていない件w←)



参考にさせていただいたページ (感謝♪):

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